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あなた
Snowman
熊
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Snowman's Adventure
Hello!ボクはSnowmanデス。
実は画面の前にいるキミにちょっと手伝ってもらいたいことがあるんだ。
ボクの住んでるSnowman's Islandのお姫様が何者かによってさらわれちゃったんだ。
だから、キミにはボクと一緒にそのお姫様を探して助ける手伝いをして欲しい。
してくれるよね?
ヤダ
え~
しょうがないな~
そういわずにさ~。そこを何とか頼むよ~。
もちろん、報酬は弾むよ!なにがいい?
キミの欲しい物を何でもあげるよ!
金だよ、金!
そうだな・・・愛、がほしいかな・・・
なにもいらないよ
現実的だね・・・。キミはもうちょっと夢を持ったほうがいいと思うよ・・・
世の中結局金なんだよ。お前もわかってんだろ、そんなことぐらい。
わかったらさっさとよこせよ!雪坊主野郎!
お金をあげたら本当にボクの手伝いをしてくれるんだね?
絶対だよ?約束だからね?
わかったから早くよこせよ!
あなたはGを手に入れた!
(ハッハッハ、ちょろいなこいつ。
無くさないようにポケットに入れておこう)
Snowmanの好感度:
愛・・・愛か・・・・・・・・・・・・
ボクも欲しいかもしれない・・・
(こいつも苦労してんのか?)
ボクで良ければ抱きしめてあげるよ。
ホラ!
いや、遠慮しておくよ…
遠慮しなくていいんだよ!ほら、C'mon!
マジでいいから!
それは困るな~。世の中、ギブアンドテイクで成り立ってるのだよ。
見返りに何が欲しいか言ってくれないと何もできないじゃないか~。
そういわれても何も思い浮かばねえしな~。
じゃあボクが何か良さそうなものを挙げるからその中から選んでよ。
お金
愛情
食べ物
選べないから全部
食べ物って言われても、今Snowman's Islandは飢饉に遭ってて雪以外何もないんだよ・・・
むしろボクたちが食べ物を恵んでもらいたいぐらいさ。
いや、お前何でもくれるって言ったじゃん。
そうはいっても限度ってものがあるよ。
使えねえやつ!
よし、じゃあ早速出発しよう。
は?出発するってどこへ。
そんなの、お姫様がさらわれた敵の城に決まってるじゃないか!
(もうお姫様の居場所わかってんのかよ・・・
なら俺いらなくね?)
もうお姫様の居場所わかってんの?
お前確か、『一緒にお姫様の居場所を探して助ける手伝いをしてほしい』とかいってなかったっけか?
え?ああ、言ったよ。でも、まさかまったく当てもなく闇雲に探しに行くわけないじゃないか~。
キミにはお城の中のどこにお姫様がいるかを探す手伝いをしてほしいんだよ。
あ、ああ、そう・・・
(なんか引っかかる言い方だな・・・
もしかしてこいつ、姫の居場所の見当が付いていなければ助けにいかないつもりだったのか?)
――――――
――――――
よし、じゃあ車に乗って!
は?車?
そうだよ、車。Car。もしかして知らない?
いや、知ってるけどさ・・・
(世界観的に馬とかじゃねえの?)
乗ったね?よし、出発~!
キキーッ
よし、着いた。
(いや、着いたけど、目の前に頑丈そうな城壁があるんだが・・・)
で、こっからどうするわけ?
え?なにが?
いや、まだここ城の外だろ?
姫を探すには中に入らなきゃダメだよな?
中にはどうやって入るんだって話。
それはキミが見つけるんだよ。
は?
そのためにキミを連れてきたんだからね。
ただ付いてきただけなんて許さないよ。
(いや、別に俺は付いてきたくて付いてきたんじゃないんだけど・・・)
なんだいその顔は?不満そうだね?
いや、別にそういうわけじゃ・・・
そう。じゃあ、早く探してよ。
早く探さないと日が暮れちゃうよ。
あ、そうだ!
どこかに隠し通路とかあるかもしれないから、
二人で手分けして探そう。
それはありがたい提案だ。
(なんで俺がこんな事しなきゃいけないんだ・・・)
じゃあ、ボクはあっちを探してくるからキミはこっちの方をお願い。
あいよ。
――――――
――――――
アイツと別れてから1時間近く経つが、隠し通路どころか城内に通じる門すら見つからないぞ。
一体この城はどういう構造をしてるんだ。
そもそも、この城、いわゆるキャッスルじゃなくて日本の城みたいだし・・・
それも高い城壁のせいで天守閣すら見えないんだがな。
これも世界観的には某ネズミの王国のアニメーションに出てくるような女王様が住んでそうな城じゃないのかよ・・・
ん?分かれ道だ。どっちへ行こうか。
左の道へ
真ん中の道へ
右の道へ
左手の道を城壁を右側に見ながら歩いて行く。
その反対側には鬱蒼とした森が広がっているようだ。
今にもその木々の間から獰猛な狼か何かが襲いかかってきそうな雰囲気だ。
そして、今の時間帯はちょうど太陽が城壁の向こう側に位置している関係上
日がほとんど当たらずあたりは薄暗い。
意識していないと今が夜だと勘違いしてしまいそうになるぐらいだ。
と、その時だった。
ガサガサ
ガサガサ
・・ん?なんだ?
ガサガサ
ガサガサ
バッ!
がおー
うっわ、熊だ!
野生の熊が襲いかかってきた!
あなたはどうしますか?
戦う
防御する
逃げる
あなたは素手で熊に襲いかかった!
熊にのダメージ!
熊の体力:
熊の反撃!
あなたはのダメージを受けた!
どうだ!やったか?
ガオー!
まだか
(ここは防御だ。次のターンの攻撃にかけよう)
熊の攻撃!
あなたはのダメージを受けた!
自分の体力:
(くっ・・・もうだめだ。逃げよう!)
逃げ切れなかった。
くそっ・・こいつ思った以上に素早い・・・!
がおーーーーー!
熊の攻撃!
あなたはのダメージを受けた!
くそっ、まともに食らっちまったぜ・・・
ふっ、口ほどにもないやつめ。
俺様の強さを思い知ったか!わっはっは
誇らしげな気持ちのままどこまでも続く一本道を闊歩していると、最初の分かれ道まで戻ってきていた。
はあ・・はあ・・
何とか逃げ切れたみたいだな。だが、熊ごとき相手に尻尾を巻いて逃げ出すなんて俺様としたことが・・
不覚だった・・!
くそう、俺にも伝説の剣さえあればあんな野郎、赤子の手をひねる勢いで倒せるというのに・・・
あるいは頬の赤い黄色いネズミさえいれば・・・
はたまた、青いオーバーオールと赤い帽子を身に着けてさえいれば勝てたかもしれないというのに・・・
ブツブツ・・・ブツブツ・・・
そうしてぶつぶつとひとりごとをつぶやいているうちに最初の分かれ道まで戻ってきてしまっていた。
真ん中の道を城壁を両手に見ながら進んでいく。
前を向いても横を向いてもそこにあるのは城壁だけ。
おまけに、この城壁はどちらも優に20mはありそうな代物で、そのせいで日光は遮られまだ真昼間だというのに薄暗い。
(このクソ高い城壁のせいでものすごい圧迫感を感じる・・・
仮にこの道が正解だとしても、城内に入る前に萎縮して逃げ出しちまいそうな雰囲気だぜ…)
あのへんな雪だるまと別れてから1時間弱。
この異質な世界で唯一頼れそうな仲間(?)とわかれた寂寥感とこの異様な雰囲気とが相まって孤独感を促進していた。
あんな変な奴でも、いなければいないで寂しいもんなんだな。
と、そのときだった。
ヒュードカーン
うえええ、ちょっ!爆発なんて聞いてねえよ!…え、なんなの?マジで命かけなきゃいけない系でぃすか、これは!
ヒュードーン
やばいやばいやばいって!こんな時にあいつは何してんだよ、くそ・・!
ヒュードーン
ヒュードーン
ドカーン
ヒュードーン
ヒュードーン
ドカーン
…………
ドーン
ワー、ハナビガイッパイダー、ウレシイナー
遅れちゃってごめん!他の用事が立て込んじゃっててなかなかこっちに来れなかったんだよ。
ワー、ハナビガイッパイダー、ウレシイナー
……大丈夫?
ワー、ハナビガイッパイダー、ウレシイナー
……どうやら大丈夫じゃなさそうだね。そう言えばこっちの方で花火みたいな音がしてたけどあれは一体--
ドカーン
なるほど、これのせいか。こいつの直撃を受けて放心状態に陥っちゃってるわけか。まあ無理もないよね。
右手の道を城壁を左に見ながら歩いて行く。
右手には、視線のはるか先、地平線の彼方まで続くほどの草原が広がっている。
そして、その果てにはわずかに霞んだ山々の稜線が地平線に這いつくばるように広がっている。
最初、訳もわからずSnowmanとかいう怪しい奴にあって、そのまま成り行きでここまで来てしまったけど、
この雄大な光景を目の当たりにしたら、アイツのことをちょっと許してしまいそうになる。
そんなことをぼんやりとした頭で考えている自分に気づいて苦笑してしまった。
なんだかんだ言って、この状況を楽しんでいる自分がいるのだ。
いや、この訳のわからん世界でやけになってこの状況を楽しもうとしているだけかもしれないが・・
と、突然左手の城壁が途切れ小さな閂が備わった門が現れた。
お、これは俺の時代が来た予感
今にもスキップしだしそうなほど高揚した気分を何とか抑えつつ、
巨大な秘密を内に秘めた頑健なベールを解き放つべく閂に手をかけたら・・・
ぐぬ・・・ぐぬぬぬ・・・
いくら踏ん張って渾身の力を込めて閂を引っ張ってみた所でそいつはびくともしなかった。
まるで俺をあざ笑うかのようにそこに鎮座するだけだ。
どうしても諦め切れない俺は、何度も何度も果敢に閂に挑戦を挑んだが、そのたびに無慈悲に突っぱねられるだけだった。
くっそ、他を探せって言うのかよ・・・
10分ばかりの閂との格闘の末、握力がなくなりかけて不戦敗を喫した俺はついに元きた道を戻ることにした。
その道中も目に入るのは地の果てまで続くような真っ白な城壁だけ。覗き穴の一つすら見当たらない。
ねずみ一匹すら、城内へ侵入するのは容易いことではないだろう。
ましてや、人間一人とあのわけわからん雪だるま1体だ。
そろそろ本気でドリルでも持ちだしてどこかここらへんの壁に穴を空けるしかないんじゃないかって気がしてきた。
キミに頼もうとしたボクが馬鹿だったよ。
他の人を探すことにしよう。
そう言い残してSnowmanは俺の前から姿を消した。
それ以来、あの憎たらしくも可愛らしい姿を見かけたことはない。
あれ、おかしいな・・なんだか意識が朦朧と・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
こうして俺たちは、城の中に攻め入ることができたというわけだな。